| 8号車 石浦宏明 選手 |
予選13位 決勝 8位 |
| 7号車 ケイ・コッツォリーノ 選手 |
予選15位 決勝13位 |
全7戦で競われる「2010年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン」は、早くもシーズンの折り返しとなる第4戦を迎える。今レースは、第2戦が開催された「栃木県・ツインリンクもてぎ」を舞台に、再び決戦の火花が散ることになる。その第2戦の決勝は雨のレース。今回は「夏の陣」と銘打って、暑い熱いドライコンディションのレースとなった。タイヤ交換の義務付けも有り、ピット戦略やタイヤマネージメントが勝敗を左右する大きな鍵となる今レース。Team LeMansの2台は前戦富士のダブル入賞の勢いそのままに、夏の陣もてぎラウンドに挑んだ。
【公式予選】
8月7日(土)暦の上では立秋。1年のうちで暑さのピークとも言われるこの日、フォーミュラ・ニッポン第4戦は9時45分から1時間のフリー走行で幕を開けた。
Team LeMansの2台はピットインアウトを繰り返し、午後の予選へ向けてマシンをアジャスト。前戦富士では嬉しい初入賞を果たした7号車のケイ・コッツォリーノは、自身の課題としている予選一発の速さを求めて、より細部に至るまでセッティングを詰めていき、順位は14番手となった。8号車の石浦宏明は「勝つためには予選で前にいかないと」と、彼も予選へ向けての気合いは十分。順位も4番手と好感触を掴みフリー走行を終えた。
午後2時10分からいよいよ公式予選がスタート。今年は新規2チームが加わりこれまで全14台で戦ってきたが、今レースより新たに1台(KONDO RACING 松田次生)が増え計15台での戦いとなる。よって今回のノックアウト方式予選では、Q1で13~15位を決定、Q2で9~12位、Q3で上位8台の決勝グリッドを決定する。
20分間のQ1開始時点での気温は35度、路面温度は50度まで達した。路面温度がここまで高い状況だと、タイヤの初期グリップが有効なのは1周のみ。コッツォリーノは序盤に1セット目のニュータイヤを投入し12番手につけていた。石浦はユーズドタイヤにもかかわらず6番手と、両ドライバー共にQ2進出圏内で最後のアタック合戦へと突入した。残り計測時間2分、続々とタイムが更新され目まぐるしく順位が入れ替わる中、コッツォリーノはヘアピンで痛恨のオーバーラン。15位という悔しい結果で予選を終えた。石浦はマシンの不具合によりニュータイヤでのアタックが出来ず、結果まさかの13位。Team LeMansは歯車が噛み合わず、2台ともQ1で敗退となった。
【決勝】
8月8日(日)迎えた決勝日。前日に引き続き朝からジリジリと強烈な太陽が照り付け、うだるような暑さの「ツインリンクもてぎ」で、まずは9時35分から30分間のフリー走行が行われた。Team LeMansの2台は決勝レースを見据えたロングランを中心に周回を重ね、石浦が3位、コッツォリーノが6位と好調さをアピール。順位もさることながらラップペースもよく、決勝レースでのパフォーマンスに注目が集まった。
相変わらず厳しい暑さのまま迎えた午後2時15分。気温34度、路面温度46度と灼熱の戦いとなった決勝レース(250km/52周)は、シグナルブラックアウトにより幕を開けた。
陽炎の中をクリアなスタートを切った全15台のマシン。だがスタート直後の2コーナーでアクシデントが発生!中団を走行していたマシンがスピンをしながらコースを横断するという危険な状態に。石浦はフルブレーキングで何とか接触を回避するが、このアクシデントにより最後尾までポジションを落としてしまう。コッツォリーノはそのアクシデントをうまくすり抜けジャンプアップ!さらに上位を狙い5コーナーでサイドバイサイドとなった塚越のインへ飛び込むが、しかし、そこで軽く接触してしまう。この接触によりコッツォリーノのマシンはバランスが崩れ、思うようにペースが上げられない状態でレースを戦うこととなった。
石浦はそんなコッツォリーノをかわすと、4周目の1コーナーでオーバーテイクシステムを使用しながら井口を一発で仕留め12位に。石浦の勢いはなおも止まらずペースの上がらない伊沢を攻め立てるが、抜きにくいもてぎのコースゆえに手こずる場面も。その伊沢が16周を終えると先陣をきりピットイン。石浦の視界はようやく開け、再度猛プッシュを開始した。他車のピットインも手伝って6位まで順位を上げた石浦は29周を走り終えるとピットイン。チームの素早いピット作業で見事9位で戦列に復帰する。次のターゲット、前方の井出を追う石浦はその差をみるみる縮め、90度コーナーで思い切りよくインからオーバーテイク!ついに入賞圏内の8位にポジションを上げた。
レースは終盤になっても陽射しが強い状況は変わらず、過酷な暑さでドライバーの体力は限界に近づいていった。そんな状況でも石浦は1つでも順位を上げようと、必死な気持ちがラップタイムにも表れ、前車との差がジリジリと縮まっていく。そして16秒あった差を最後は4秒まで詰めてチェッカー。決して諦めずに最後まで戦い抜いた石浦は、スタートから5ポジション上げて8位入賞、貴重な1ポイントを獲得した。
コッツォリーノはオープニングラップでの接触の影響で、終始バランスの狂ったマシンで何とか完走しようとドライビングを工夫しながら力走。そんな状態にもかかわらずペースを落とすことなく安定したラップタイムを刻むコッツォリーノに、レース終盤チャンスが訪れた。残り8周をきった辺りから前方の2台が突然のペースダウン。ここぞとばかりにプッシュしたコッツォリーノは、12秒あった差を一気に縮め、最終ラップでテールトゥノーズに!チェッカーの瞬間には僅か0.2秒届かず前には出られなかったが、粘り強くレースを戦い抜き13位で完走を果たした。
■石浦宏明選手 コメント
「前回のもてぎよりもさらにレベルアップした状態で挑みました。走り始めから3位のタイムが出て、まだ行ける状況でしたしポールポジションを獲れる手応えはあったのですが、予選Q1でチームにミスがあり、残念ながらニュータイヤでアタックが出来ないまま終わってしまいました。悔しい思いはしましたが逆に僕がミスすることもあるし、こういう時こそドライバーが頑張ってポイントを獲ることでチームのモチベーションを上げよう!と、一晩で気持ちを切り替えました。決勝スタートは良くて2コーナーまでに2台抜きましたが、他車のスピンに巻き込まれて、すごく危ない状況でギリギリ避けましたが最後尾に落ちてしまいました。序盤は路面温度も高くペースが上げられなくて厳しかったので、予定よりも早めにピットに入りました。後半は前後にマシンがいなかったこともあり体力的にも今までで2番目にきつく(1番目は2008年のGTセパン戦)集中するのが大変でしたが、無線でエンジニアが激励し続けてくれたおかげで何とか頑張れました。でも中盤にもう少し集中してタイムを揃えられていたら平中選手に追い付いていたかもしれないし、その辺りが今日の反省点です。目標は当然優勝ですから、もう一度気を引き締めて、次は予選でしっかり前に行けるように頑張ります。引き続き応援をよろしくお願いいたします!」
■ケイ・コッツォリーノ選手 コメント
「前回のもてぎと比べてセッティングを変えた部分もあり、夏場のレースに合わせたドライビングも必要で、土曜日のフリー走行ではその辺りの微調整を行いました。走行時間が少なく、満足できるレベルに達する前に終わってしまいました。予選ではQ2に進出するために2セットのニュータイヤを投入しました。でもやはりバランスがいまいちでプッシュしたのですが、それが裏目に出てしまい大事なところでミスをしてしまいました。予選の1周をうまくまとめることが近々の大きな課題で、それが出来なければフォーミュラ・ニッポンでは前の方でレースが出来ない。次戦こそ、予選一発をうまくまとめてみせます!決勝は朝のフリー走行からペースが良く自信を持って挑みましたが、オープニングラップでの接触によりステアリングのトウが狂い、ハンドルが曲がった状態でレースをしなければなりませんでした。コースに留まるだけでも大変だったのですが、完走を第一に考えながらプッシュし続けました。接触に関しては攻めた結果なので、物凄く悔しいけど仕方がないです。次のSUGOでは金曜日にパワステ導入のための練習走行がある予定なので、きっちり走って良い流れを作りたいと思います。今日は暑い中を応援ありがとうございました。次戦もよろしくお願いいたします!」
■土沼広芳監督 コメント
「もてぎは二人のドライバーともに得意とするサーキットで期待して乗り込んだのですが、ケイはまだタイミングも噛み合わず、石浦のほうはチームのミスがあって、順位が下位に沈むことになってしまいました。フォーミュラ・ニッポンでは予選で上位にいることがとても重要なので、ドライバーには大変申し訳ないと思っています。決勝では、石浦は課題だった終盤のペースアップを図ることができたので、次のレースに繋がると思います。ケイはスタート直後のアクシデントでタイロッドが曲がってしまい、その状態で残りのレースをよく頑張って戦ったと思います。次の課題は、とにかく予選で上位に行くことです。引き続き頑張りますので、ご声援よろしくお願いします。」
【タイアップ企画】
CS放送「J SPORTS」が様々なスポーツカテゴリーで運営している「J SPORTS kids program」とのタイアップ企画をTeam LeMans、キグナス石油のご賛同のもと実施しました。抽選で選ばれました10名の子供達が、普段では見ることの出来ないピットツアーや石浦選手案内でのサーキット走行、放送中継車、メディアルーム見学等々、貴重な体験をして頂きました。
・初回放送予定 8/27(金) 21:45~ 番組名「BOOMER」
放送チャンネル「J sports ESPN」
*再放送予定はサイトにてご確認下さい。
http://www.jsports.co.jp/program/info/34034.html
・J SPORTS Webサイト J SPORTS kids program
レポート記事
http://www.jsports.co.jp/kids/2010/report_motegi.html
【サーキットプロモーション】
マーケティングでは、Formula NIPPON 第3戦に引き続き、「SUNOCOブランド」の認知度、理解度向上を目的にブース出展。ブースでは、SUNOCOモーターオイル製品の展示、プロモーションビデオ映像の放映、グッズ商品の販売を2日間実施。
ブースイベントとして、Team LeMans 石浦宏明選手、ケイ・コッツォリーノ選手のサイン会&じゃんけん大会、SUNOCOイメージガール大山美保、KYGNUSサーキットレディ七瀬こまみさんのサイン会&じゃんけん大会を実施。
SUNOCOホームページ、当社関連サイト、イメージガールBlogなど、各サイトのユーザーの皆様方も多数ご来場していただけました。



























