FORMULA NIPPON NEWS

第6戦 2011年9月24日(土)~25日(日) 

8号車 
 石浦宏明 選手
 予選    4位
 決勝   2位 表彰台獲得


第6戦をスポーツランドSUGO(宮城県)で迎えた2011年フォーミュラ・ニッポン。第5戦の鈴鹿はまったく走行できずに中止となってしまったため、事実上7週ぶりのレースとなった。今レースもピットイン義務付け2回が決められており、作戦面でも様々な戦略が予想され、見所満載の一戦が期待された。

【公式予選】
9月24日(土)、気持ちの良い秋晴れの下、予選は13:40~14:00でまずはQ1が開始。石浦はユーズドタイヤで出走せず、最後のニュータイヤでのアタックのみ行うことにし、ピットにて待機。ところが残り時間12分5秒というところで、コースアウトしたマシンのために、セッションは一旦赤旗中断。再開は14:02となり、石浦はそのタイミングでコースイン。ニュータイヤの感触を確かめると、再びピットに戻り、残り時間6分のタイミングで最後のアタックへ。1'08.213で5番手を獲得。Q2への進出を決めた。
Q1の遅れからQ2も予定より遅れての14:24~14:31の7分間で行われた。Q1同様、タイムアタックへのコースインは、各車残り時間が6分となったところから始まり、石浦も他車に合わせたタイミングでコースへ。1'07.573とタイムを上げ3番手、Q3に駒を進めた。
上位8台によるQ3は、14:41~14:48の7分間。石浦は、自身のタイムは1'07.313と上げてきたものの、順位は4番手。これにより明日の決勝レースのスターティンググリッドが決定した。

【決勝】
9月25日(日)、前日より雲が多いものの天候は晴れ、風も冷たく肌寒い。フォーメーションラップ開始時の気温21℃、路面温度25℃。
フォーメーションラップ開始は14:30。1周の隊列走行を終えて、シグナルブラックアウトで一斉にスタート。石浦はスタートを失敗、ポジションを落として5番手でオープニングラップを終える。レース序盤は前車をなかなかパスできず、我慢の走行を強いられたが、20周前後になるとピットインする車が出始める。24周、前車が全ていなくなり暫定トップに立った石浦は、ひとり1分09秒台のハイペースで周回を重ねて後続を引き離しにかかる。
33周が終わったところで、まず一度目のピットイン。給油とタイヤ交換を13.4秒で済ませて、4番手でコースに復帰した。
35周、36周と連続でその時点でのファステストラップを叩き出し、前車のピットインにより37周には2番手に。トップがピットに入った47周には、再び暫定トップを快走し、54周を終えて2度目のピットイン。12.2秒でピット作業を終えて、ちょうどピットロード出口から石浦がコースに戻る瞬間、トップと2番手のマシンが通過、石浦は3番手でコースに復帰した。
終盤はさらに調子を上げ、自身でファステストラップを次々と更新しながら、ピットアウト後に6秒あった前車との差を3.469秒にまで縮めながら猛追。アグレッシブな走りはモニターに映し出され、見るものを魅了した。
しかしこれを捉えることは叶わず、3位でチェッカーを受け、今季初表彰台を獲得した。また、このレースのファーステストラップ1'08.740は、石浦が62周で叩き出したものである。
なお、レース後の車検により、2番手のマシンが失格となり、石浦は繰り上がって2位となった。これにより今レースの獲得ポイントは8ポイント、ポイントランキングは7位となった。

■石浦宏明 選手 コメント
「予選はアンダーステアに悩まされ、Q1から進めるうちに徐々に減ってはきたのですが、Q3でもまだ強いと感じたので、終わってみてから“もう少しやっておけば…”というのはありました。ただ、ミスもなかったし、悪くない予選だったと思っています。決勝レースでは、大事なスタートで失敗してしまって。そこからは前のクルマにつくとペースが上がらなくなってしまうため近付けないので、気持ちを切り替えて燃費とタイヤをセーブしながら走っていました。当初の作戦で、この一回目のスティントが長くなるかも…というのがあったので、それを想定して備えていました。前車がピットに入ったあとは、自分のペースで9秒台で走ることができたので、1回目のピットを終えた時にはポジションが上がっていました。レース後半のほうがバランスが良くなって、タイムもどんどん上がって行くような状態でした。2度目のピットイン後は、ファステストラップを塗り替えながら2番手のクルマを追い掛けたのですが、追い付けずに終わってしまいました。結果2位というのは嬉しいですが、スタートのミスさえなければ間違いなく今週一番速いクルマだったと思うし、それを作ってくれたチームに感謝しつつ、自分のミスを反省しています。次のもてぎでも間違いなく上位に行けると思うので、今から楽しみです。」

■土屋武士 監督 コメント
「走り始めからすごく調子が良かったので、その流れをつかんで結果に残せるように、と意識しながら進めました。予選に関しては、きちんとステップアップして今季ベストの4番手。もちろん足りない部分はありましたが、心配事はありませんでした。決勝もスタートでミスはあったけど、戦略はちゃんと練ってあったので、最初のスティントを目一杯引き伸ばすというのを10周あたりには決めていました。石浦もしっかり頑張って良いタイムを刻んでくれて、表彰台に乗れるような戦略が取れて良かったと思っています。今回はチームが速いクルマを提供できて、見ている側が“もっと、もっと”と欲が出るようなレースでした。今季初表彰台は良かったけど、まだまだこれでは満足できないという気持ちがありますので、しっかり準備をしてもてぎに臨みたいと思います。ご声援ありがとうございました。」

 

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