SUPER GT NEWS

第6戦 2011年9月10日(土)、9月11日(日) 鈴鹿サーキット

都筑晶裕 / 土屋武士
(25号車 ZENT Porsche RSR / GT300)
予選4位 / 決勝5位 入賞!

2011年SUPER GTは、静岡県の富士スピードウェイに再び舞台を移し、残り3戦と、シリーズもいよいよ終盤戦に突入した。
事実上の開幕戦となった第2戦富士では、雨の中、3位表彰台獲得と健闘した25号車「ZENT Porsche RSR」。今回の第6戦「FUJI GT 250km RACE」では、当然表彰台の真ん中を狙っている。レギュラードライバーである都筑晶裕・土屋武士を始め、前戦から強化したチーム全体の士気も上がり、「SAMURAI TEAM TSUCHIYA」は今季2度目の富士決戦に挑んだ。


【公式予選】
昨年は、台風の影響で中止となったため、2年ぶりの開催となった秋の富士大会。午前9時15分、公式予選に先立ち行われたのは1時間45分に渡るフリー走行。青空の下、25号車は最初に土屋がコースインを行う。
今レースから性能調整値が前回から10kgマイナスされた値に変更になったこともあり、土屋はマシンバランスを中心に確認。9周した後、都筑へとドライバー交替を行った。
都筑もマシンの感触を確かめつつ、安定したラップタイムで順調に走行。セッション終盤には再び土屋がステアリングを握り、予選を見据えた複数のセッティングを試しながら周回を重ねた。トータル40周を走行した25号車は、土屋が序盤にマークした1分44秒841で7番手となった。
午後になっても好天は続き、公式予選1回目が午後1時から開始された。今レースはスーパーラップ(SL)方式が採用されているため、この予選1回目は基準タイムをクリアしつつ、SLに参加できる10位以内を目指すことになる。混走セッションの25分間では、都筑が基準タイムを難なくクリア。続いて土屋がマシンセットの最終確認を行った後、いよいよGT300クラスの占有走行。土屋がSL進出を賭けた10分間の熾烈なアタック合戦に臨んだ。
土屋はニュータイヤにしっかり熱を入れ、計測3周目に5番手となる1分44秒444をマーク。最終的に6位となり、しっかりとSL進出を決めた。
予選1回目上位10台が1台ずつ1周アタックを行うSLは午後2時45分にスタート。5番走者でコースインした25号車は土屋がアタッカーを担った。土屋はリズムよく1周のアタックをまとめ、全セクターでベストを記録し、この時点でトップに立つ。「集中しきったベストなアタックだった」と語る土屋。残る5台のアタックを見守るが、このうち2台が土屋のタイムを上回ることが出来ず、25号車はSLで見事2つポジションを上げ4位を獲得。
この結果を受け、25号車は今季ベストグリッドの4番手から翌日の決勝レースに臨むこととなった。

【決勝】
迎えた決勝日。朝のフリー走行は降雨によりウェットコンディションでの走行となった。だが、フリー走行終了後に天候は急速に回復。決勝レースは気温29度と残暑が残る完全ドライコンディションの下、午後2時にフォーメーションラップが開始された。1周の後、GT500クラス15台、GT300クラス23台が250km先のゴールを目指しローリングスタートを切った。
4番手からスタートした25号車の都筑は、怒涛の1コーナーで競り合いの中でアウト側に飛び出してしまい、一気に5台に先行を許してしまった。しかし都筑はすぐに落ち着きを取り戻し、安定したペースでしっかりと前車を追走。9周目の1コーナーでは43号車ガライヤをインからズバッとオーバーテイクするなど見せ場を作る。その後は33号車ポルシェに何度も仕掛けるが、なかなか抜くまでには至らない。そして都筑は16周を走行してピットイン。戦略どおり早めのドライバー交替を行った。
タイヤ交換せずに戦列に復帰した25号車は、土屋が走り始めから猛プッシュ。ピット作業を終えてコースに復帰するライバルを次々にパスしていく。そして全車がピット作業を終えた35周目には6位に浮上。その後も27号車フェラーリをパスし、5番手までポジションを上げた。後方からはペースよく62号車レガシィが迫るが、コーナーで詰められても立ち上がりの加速で引き離す。土屋は最後まで前車を猛追し、3位?7位のマシンが立て続けにチェッカー。25号車は3位表彰台のマシンに僅か2秒届かず、5位入賞となった。


■チーム代表 兼 第2ドライバー土屋武士 選手 コメント
他車と比べてストレートが遅いのでレースは苦しい戦いになることは分かっていたのですが、自分達のベストを尽くしていかに結果を残せるか…、そういうつもりで臨みました。予選はしっかりと集中できてドライバーとしてベストなアタックが出来ました。でも決勝は普通にいったらどんどん抜かれるなぁという感じがあったので、奇策というか、大胆な作戦を取らざるを得ない状況でした。同じような作戦を88号車もとっていたので、その88号車にピットアウト後に前にいかれてしまったのは残念でしたね。88号車の前にいけていたら違った結果だったかもしれないけど、そういう意味ではギリギリの戦いをしていました。27号車を抜いたり62号車を抑えたり。色んな意味で拮抗したバトルが出来て、チームの皆がそれぞれ精一杯やった結果の5位なので、今日の5位は納得しています。暑い中、応援していただきありがとうございました。

■都筑晶裕選手 コメント
新しいタイヤが自分にとってはフィーリングがあまり良くなくて一発の速さは出なかったのですが、ロングランの決勝は予想どおり安定したタイムが出せました。スタートは思ったよりもライバルとのストレートの速度差、いわゆる伸びが全然違っていて、無理してブレーキングを失敗して1コーナーで飛び出してしまいました。その後も自分が抜きたくても抜けない状況が続き、43号車は抜けましたが33号車は苦戦しました。でもタイヤ無交換の作戦だったのであまり無理はしないように心掛けて、集中を切らさないように走っていました。今日は今までで一番いいバトルが出来て、自分自身すごく勉強になる1戦でした。
しっかり前にもついていけたので自信にも繋がりましたし、すごく良い経験になったと思います。ミスしたことは悔やまれますが、もっと思いっきりいって抜いてもいいかもしれないとか、次戦に繋がる走りも出来ました。ライバルとの差が明確に出てしまうドライコンディションのレースで5位という結果も良かったと思います。応援していただきありがとうございました。

■土屋春雄 監督 コメント
今週は走り出しからバランスが取れていて、土曜日の午前の走行から予選に向けてしっかりと準備が出来ました。スーパーラップはうまく行き過ぎた感じ。土屋選手が集中して1周をよくまとめたと思います。マシンの仕上がりが良かったので日曜日の朝のフリー走行はそれほど重要ではなかった。逆に雨で他チームに対してマージンが稼げて良かったのかなとも思います。都筑選手のスタートは、ある程度仕方の無いこと。少しでもミスをすると一気に抜かれてしまうギリギリの状況ですからね。バトルは練習が出来ないから、レースで経験を積んで勉強していけばいいと思います。戦略的にはタイヤ無交換でいったわけですが、GT300クラスは性能差があるので、その部分をもう少し公平にしないと勝負にならない。そういう意味では、この条件の中で5位は順当なところですね。チーム全体もよく回っているし90点あげていいのかなという感じです。さらに上を目指して頑張りますので、次戦も応援をよろしくお願いいたします。

【サポートレース】
シビックレース(インターシリーズ・東日本シリーズ混走)に元F1ドライバーでFNやSGTで活躍した井出有治選手が参戦。井出選手がドライブする5号車はSUNOCOがサポート。BRILLシリーズが使用されています。

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