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2019 SUPER FORMULA 第7戦 鈴鹿サーキット

2019年10月26日(土)~27(日)予選 26日(土) 天気: 晴れ-曇り 路面状況:ドライ 気温:23℃ 路面温度:25℃
決勝 27日(日) 天気: 晴れ-曇り 路面状況:ドライ 気温:23℃ 路面温度:26℃

日本で一番速いドライバーとチームを決める「全日本スーパーフォーミュラ選手権」は、2019年のシリーズ最終戦を迎えた。その舞台は今年も鈴鹿サーキットである。前戦岡山に続き、UOMO SUNOCO TEAM LEMANSの7号車には中山雄一選手が搭乗する。今シーズンの自身2戦目、着実な前進を遂げていきたいところだ。8号車のエース、大嶋和也選手は前戦で今季2度目の8位以内入賞を果たしており、いい流れをチームとともに最終戦へとつなげて増幅し、第2戦以来の表彰台ゲットを狙う。王座戦線に残って最終戦を迎えることは大嶋選手もチームも叶わなかったが、最終戦で中山選手とともにグッドパフォーマンスを見せ、グッドリザルトでのシーズンエンドとしたい。

予選

#7 中山雄一選手
予選結果:18位(予選Q1ベストタイム:1分39秒330)

前戦同様、3段階ノックアウト予選のQ1は2組分割実施となった。今回はランキング順をベースとして、交互にA組、B組へと割り振られ、なおかつ同じチームの選手は同組にならないよう調整される。中山選手はA組での出走だ。ドライ用タイヤはミディアムのみ使用可能なQ1で中山選手が刻んだタイムは1分39秒330、A組9位。Q2進出はならず、予選総合順位は18位になった(Q1でトップタイムの速い方の組が予選総合13位以下の奇数列、もう一方の組が14位以降の偶数順位となるため)。

#8 大嶋和也選手
予選結果:17位(予選Q1ベストタイム:1分38秒098)

大嶋選手はQ1のB組に出走、1分38秒098をマークした翌周もアタックを続けた。「かなりいい感じでした」という走りではあったが、それゆえに「攻めた結果」としてスピンを喫してしまい、タイム更新ならず。B組9位で予選総合順位は17位となった。とはいえ人車とも好感触であり、これを武器に決勝では戦略も駆使して追い上げたい。

決勝

#7 中山雄一選手
決勝結果:16位(所要時間:1時間15分21秒874、ベストタイム:1分42秒631)

決勝日もドライコンディション。レインタイヤを使わない限りはソフトとミディアム、両方のドライタイヤを使用する義務が生じるが、このためのタイヤ交換時期は規則で「先頭車が7周を完了した時点から、先頭車が最終周に入る前まで」となる。中山選手はスタートタイヤにソフトを選択して、18番グリッドからのスタートに臨んだ。ソフト装着発進からなるべく終盤にピットインする作戦の中山選手、ほぼ同じ意図をもつマシンが自身を含め7台いた。ミディアム発進組やレインタイヤ発進の奇策を取った1台が8周終了時までにピットストップを消化し(*レイン発進車は1周目)、中山選手らソフトでスタートした7台が上位を占める見た目となる。暫定的な順位ながら、中山選手は6番手だ。26周目から“トップ7のピットインが始まる。中山選手より先にピットしたマシンがいたため、50号車にはパスされるも一時4番手へ。そして33周終了時にタイヤ交換&給油。ミディアムを履いての終盤は16番手での走行となり、そのままゴールへ。全車完走(完走扱い含む)のタイトな展開のなかで、予選からの2ポジションアップを果たした。

#8 大嶋和也選手
決勝結果:17位(所要時間:1時間15分27秒682、ベストタイム:1分42秒598)

17番グリッド発進の大嶋選手は中山選手とは逆にミディアムを装着してスタート、早い段階でソフトに換えてゴールまで走りきる作戦を採った。タイヤ交換&給油は7周終了時に敢行。しかしこの日の大嶋選手は前日につかんでいた好感触を発揮できない流れに陥ってしまう。得意とする決勝でのポジションアップは難しく、20番手での走行がしばらく続くことに。後半、2度目のタイヤ交換をしたマシンなどに先んじて18番手まで上昇。51号車が最終周にストップしたこともあり、17位でのチェッカーフラッグということになった。

選手・監督コメント

中山雄一選手のコメント

慣れるところから始めなければならなかったこの2戦の状況を考えれば、ミスなく、それなりにいいレースはできたようにも思いますけど、今回の決勝レースに向けてはもう少しリヤタイヤを守る方向にセットアップをもっていった方が良かったかもしれませんね。1周は良くても、リヤがタレてくる感じでした。それと、コースの前半は良かったんですが、後半区間で苦しむ傾向がありましたね。貴重な参戦機会でしたので、今後に活かしていきたいです。トラブルなく走らせてくれたチームに感謝です。

大嶋和也選手のコメント

予選日には良いフィーリングをつかんでいたんですが、決勝日になったら朝のフリー走行からタイヤのタレが大きい感じで、レースは苦しい戦いになってしまいました。レース直前の8分間のウォームアップで変更したことも裏目に出たりして、今日はいろんな意味で厳しい日でした。今季を振り返ると、阿部エンジニアの加入があり、いろいろ新しいトライもして、可能性も見えてはいたんですが、まとめきることができなかった印象ですね。悔しいシーズンでしたが、来年以降、挽回したいと思います。

片岡龍也監督のコメント

大嶋選手は今回、予選日に関しては良い感触を得られていました。タラレバですが、スピンした周のアタックを完遂できていればQ2進出は問題なく果たしていたと思います。ただ、決勝日になるとソフトでもミディアムでもパフォーマンスがちょっとずつ足りない、そんな状況に陥ってしまい、ポジションを上げていけませんでした。予選日に速さを見せていただけに残念です。温度変化もそれほど大きくはなかったですから、結果的にはマシンの競争力が充分ではなかったということになりますね。中山選手については前回に続いての参戦とはいえ、まず慣れることから始まっていますから、やはり大変だったと思います。ピットインの時期は予定より少し早めでしたが、タイヤの状態を考えて、そうしました。今シーズンは第2戦での大嶋選手の表彰台など、いい結果を出せたところもありましたし、いい兆しをつかめたこともあった年ですが、最終戦の内容としては、つかみきれずに終わってしまったかな、というところですね。みなさんに、もっといい結果を届けたかったです。応援ありがとうございました。

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