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2019 Rd.6 in エビスサーキット

8月25日(日)

藤野を抜く者は現れず!

前日はクラッシュが続出したが、横井、田所、時田、またエンジンブローに見舞われた石川もマシンを直して走れる状態にしてきた。ところが、チェック走行で横井と田所がまたしてもクラッシュ。リタイヤとなってしまった。これで横井は2戦連続のノーポイントが決まった。そして単走決勝本番。最初のグループ2番手で走行した藤野が完璧かと思えるほどのドリフトを見せ、1コーナーから2コーナーの角度で点を稼ぎ、98.66点と、いきなり高得点をマークする。おなじグループの岩井も、安定性や1〜2コーナーの角度で点を稼ぎ、98.10点を出すが、藤野にはおよばない。つぎのグループでは田中が、リズムのいい走りを見せて角度の安定性で点を稼ぎ、98.31点を獲得。2位につける。内海はストレートを丸くつなげてくるような走りのなかで、とくに振り出し、振り返しの鋭さで点を稼ぎ、98.33点を出し田中を抜いたが藤野にはおよばず、藤野の2戦連続の単走優勝が決まった。いっぽう、パワステの不調を解消できなかった日比野が敗退し、タイトル争いから脱落した。また、1本目に失敗していた齋藤(太)は2本目にトラブルで走行できず、単走敗退となった。

小橋が師匠を倒して連勝!

ベスト16から小橋vs中村という、前日の決勝とおなじカードがあった。1本目は小橋が先行。またしても中村は、ストレートから小橋をとらえ、ビタビタの接近ドリフトを見せたが、2コーナーで流されてしまう。これで圧倒的に小橋にアドバンテージがついたが、2本目は小橋も終始近いドリフトを見せて中村に連勝した。また、横井が足踏みをしているあいだにポイントを稼ぎたい松井は、ベスト16では北岡に、ベスト8では高橋に勝ちベスト4に進出した。準決勝、最初の対戦は藤野vs末永(直)。末永(直)は後追いから終始近いドリフトを見せたほか、藤野が後追い時に少しミスをしたこともあって、末永(直)が勝った。つぎの対戦は松井vs小橋。松井は後追い時に、猛烈な接近ドリフトを見せたが、2コーナーでオーバーランしてしまったため、小橋が勝った。決勝は末永(直)vs小橋。エビスサーキットを本拠地とするチームの先輩後輩というだけでなく、エビスでD1を見てドリフトに憧れた小橋を、子供のころから指導してきたのが末永(直)という師弟対決でもある。1本目は末永(直)が先行。小橋は飛び出しから最後のコーナーまでビタビタの接近ドリフトを見せる。いっぽう末永(直)は、最後の右コーナーで失速ぎみにドリフトが戻ってしまった。これで小橋に大きなアドバンテージがつく。2本目は小橋にコースはみ出しがあったものの、末永(直)は小橋のインに入れず、小橋の勝ちとなった。このラウンドの結果、ランキング首位の横井に対し、松井は7ポイント差まで接近。最終戦でじゅうぶんに逆転の可能性を残す展開となった。また、2連勝した小橋は、横井に対して15ポイント差の3位に浮上し、藤野も横井と19ポイント差の4位につけて、チャンピオンの可能性を残す状況となった。

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