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2018 Rd.4 in 富士スピードウェイ

2018年7月8日(土)~9日(日)8日(土) 天気:曇り時々雨 コース状況:ドライ 気温:25℃ 路面温度:27℃
9日(日) 天気:曇り     コース状況:ドライ 気温:30℃ 路面温度:37℃

前戦から1カ月と少しのインターバルを挟み、全日本スーパーフォーミュラ選手権は全7戦のシリーズ折り返し点となるレースを迎えた。第4戦の舞台は世界有数のロングストレートで迫力のバトルが展開される富士スピードウェイ、チームにとっては地元戦でもある。
前戦では実質デビュー戦となったトム・ディルマンが4位入賞、大嶋和也も不運に見舞われなければ上位進出の可能性があった一戦だった。チームにとっては定評ある決勝パフォーマンスに比べると予選に課題がある現状、今回は土曜から上位につけていきたいところだ。
2種のドライ用タイヤのうち、ソフトは得意としているが、予選Q1ではソフトが使えない規則のことを考えるとミディアム対策も重要になる。

予選

7号車 トム・ディルマン選手

予選結果:17位(予選Q1ベストタイム:1分25秒289)
3段階ノックアウト方式の予選は、降ったり止んだりの雨に各陣営が翻弄され続ける展開となった。富士では初実戦のディルマンは、最初のランで1分25秒289をマークして17番手につける。しかし2回目のアタック時には雨が強くなり、タイムアップは困難な状況に。
それでも諦めず、わずかな可能性にかけて走ったディルマンだが、Q2進出は果たせず、予選は17位という結果になった。

8号車 大嶋和也選手

予選結果:13位(予選Q2ベストタイム:1分25秒237)
Q1の最初の走行で1分24秒849をマークした大嶋はこの段階でQ1突破圏内の13番手につけ、そのままQ2へと駒を進めた。目まぐるしく順位が変動したQ2では当初4番手。しかし最終的には13位となり、ポールポジションを争うQ3への進出は叶わなかった。

決勝

7号車 トム・ディルマン選手

決勝結果:10位(所要時間:1時間21分59秒643、ベストラップ:1分26秒894)
決勝250kmレースはドライコンディションでの実施となった。決勝ではソフトとミディアム、両方のタイヤを必ず履く規則が適用される。ディルマンはまずミディアムを履いて、17番グリッドから発進したが、序盤は19番手にポジションを落としての走行ということになる。9周終了でディルマンはピットに入って給油とタイヤ交換、ここからソフトでの追い上げを図る。コース上でライバルを何台かパスしていき、レース後半、出走全車のルーティンピットが終わって順位関係が落ち着いた段階では12番手までポジションアップを果たしていた。終盤に9番手を争っていた2台にアクシデントがあり、ディルマンは10位に順位を上げ、2戦連続のトップ10圏内で完走した。

8号車 大嶋和也選手

決勝結果:7位(所要時間: 1時間21分48秒981、ベストラップ:1分26秒844)
大嶋はソフトタイヤを装着して13番グリッドからスタート、レース後半までソフトで走ってから給油&タイヤ交換する戦略で決勝に臨んだ。1周目こそ14番手に後退したものの、その後はオーバーテイクショーと言ってもいいくらいの見事な追い上げを大嶋は披露する。4周目に早くも9番手、10周目には7番手へ。そしてレース中盤以降は先行車のピットインにより、見た目の順位はさらに上がっていく。42〜44周目にはラップリーダーの座にも到達、そして44周終了でピットへ。ミディアムを履いてピットアウトした位置は7番手であった。大嶋は前を行く6位の19号車を最後まで懸命に追いかける。コンマ4秒届かなかったが、好内容の7位、今季初入賞を成し遂げた。

選手・監督コメント

トム・ディルマン選手

予選であまり前に行けず、でも決勝ではソフトでいいペースで走って順位を上げるという、前戦と似たストーリーのレースウィークでした。金曜〜土曜のフリー走行ではミディアム装着時のパフォーマンスを進化させることに取り組みたかったのですが、天候が生憎でしたね。レース中は単独で走れるような状況がほとんどなく、自分のペースを発揮しきれなかった面も含め、タフなレースだったという実感です。

大嶋和也選手

今季ここまでで一番の内容だったと思います。展開による運ではなく、ライバルたちをしっかりオーバーテイクしていってポイントゲットが果たせましたからね。ソフトでのレースペースは良かったです。予選ではQ2でうまくアタックタイミングをとれなかったことが残念でした。次はツインリンクもてぎでのレースですが、昨年もいい感触があったコースです。今回の富士以上の成績を狙っていきたいと思います。

片岡龍也監督

レースを戦った、といえる一戦でしたね。特に8号車の大嶋に関してはとても力強い走りと内容で、良かったと思います。欲をいえば最後にもう1台、19号車も抜けたらもっと良かったんですけどね。でも、しっかりポイントを持ち帰ってくれて、いいレースでした。もちろん、7位で喜んでいてはいけないのですが、前回のトムの4位を含め、こういうレースを毎回続けていくことができていれば、もっとマシンの調子がいい時には必ず大きなチャンスをつかむことができると思います。そういう手応えを得ることができました。トムのソフトでのレースペースもかなり良かったですし、今回は2台とも順位以上の高い感触がありましたので、この先のシーズン後半戦に期待がもてると考えています。引き続き、チームへの熱い声援をよろしくお願いします。

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