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2018 SUPER GT Rd.5 富士スピードウェイ

2018年8月4日(土) ~ 5日(日)8月4日(土) 晴れ ドライ 気温:32℃ 路面:47℃
8月5日(日) 曇り ドライ 気温:32℃ 路面:47℃

猛暑真っ只中の夏休みの8月初旬に、国内では3か月振りにSuper GT第5戦 富士GT500マイルレースが静岡県の富士スピードウェイで開催された。

予選

灼熱地獄と呼ぶに相応しい今夏の日本列島。予選日当日も朝から気温は鰻上りに上がっていた。第4戦タイ・ブリラムを終えてシリーズ・ランキング7位タイの#25 HOPPY 86MCはこの辺りから巻き返しを図りたいところ。富士は決して得意なコースとは言えないが、公式練習でトップから0.489秒遅れの5位タイムを記録し、好調な仕上がりを見せた。ドライバーも「バランスが良い素晴らしいマシン」とのコメントで、期待が高まる。
Q1はこれまでと異なり、エース松井孝允選手が担当。早々に1’38.089の好タイムを出してQ1はトップと59/100秒差の2位で通過、坪井翔選手に繋いだ。苦手とする富士でもすんなりとQ1を突破するあたりは流石と言えよう。GT500のQ1を挟んでQ2は初めて坪井選手が担当。スタート前はプレッシャーが半端なかったとは本人の弁だが、調子の良いマシンで勝負できることに燃えていた。10分間で行われたQ2は、早々にタイムを出した昨年度チャンピオンの#0グッドスマイル初音ミクAMGを各チームが上回るという展開。#25 HOPPY 86MCは、富士で2連勝中の #55 ARTA BMW M6 GT3を4周目に上回り、1’37.312の好タイムを記録。#55も最終ラップに巻き返しを図るも14/1000秒及ばず。この瞬間、チームにとっては富士で初、坪井選手にとってはSuper GT初となるポールポジション獲得が決まった。ピットロードから戻ってきた土屋監督の左目に光るものを見て取ったのは筆者の思い過ごしだろうか。

決勝

午後1時30分、GT500クラスに続いてGT300クラスもスタートが切られた。ホールショットはポールポジションからスタートした#25 HOPPY 86MCの坪井選手、すぐ後ろに#55 ARTA BMW M6 GT3の高木選手が続いた。好調なマシンを駆る坪井選手も富士2連勝中の#55 ARTA BMW M6 GT3を抑えきることはできず8週目のTGRコーナーで先行を許すと、#55に独走態勢を築かれてしまった。
2位以下は現場にいても状況がつかみ難い。GT300クラス28台とGT500クラス15台の43台が同時に走るのはいつものことだが今回は500マイルの長丁場。距離が長い分、作戦のバリエーションも増える。従って4回の義務を課せられたピットインのタイミングもチームによってバラバラとなり、必ずしもモニターに表示された順位通りとは限らない。#25 HOPPY 86MCは常に上位で周回を重ねるも、途中でコースアウトやスピンの影響もあり、最終的に5位でチェッカーを受けた。

シリーズポイントは今季初表彰台の昨年度チャンピオン#0グッドスマイル初音ミクAMGに抜かれてしまうも、#7と #18をかわして6位に浮上。トップと21ポイント差は、まだ十分にチャンピオンを狙える位置につけている。
次戦Rd.6は9月15日(土)、16日(日) に スポーツランド菅生で開催される。Team TSUCHIYAが得意とするサーキットであり、終盤に差し掛かった本年度のSuper GTにおいて最高の結果が期待される。

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