sunoco日本サン石油株式会社

What's Oil?

ホーム > 製品情報 > 工業用潤滑油 > 冷凍機油 > What's Oil? > 冷媒と冷凍機油の変遷

冷媒と冷凍機油の変遷

冷凍機油は冷媒の変更に伴い変化してきました。
近年、人類の産業活動に伴う排出ガスの影響により「地球温暖化」が進行しておりますが、冷媒も大きな影響を与えています。地球温暖化への影響はGWP(地球温暖化係数:global-warming potential)と呼ばれる数値で表されます。この数値は二酸化炭素の影響を1とした場合、各物質がどれだけ地球温暖化に寄与するかを示しています。例えば、二酸化炭素と冷媒R410A(GWP 2090)が同じ重さ分放出された場合、R410Aは二酸化炭素の2090倍の地球温暖化効果があるということを表しています。

地球温暖化を抑えるために、カーエアコン分野ではR134a(GWP 1430)からR1234yf(GWP 1)への切り替えが進み、欧州では2013年以降、日本では2018年以降から採用されています。
スーパーマーケットなどの業務用冷凍冷蔵分野ではR404AからR448AやR449A、R452Aなどに、家庭用エアコンではR410A(GWP 2090)からR32(GWP 675)に移行しており、今後も低GWP冷媒に切り替えが進むと推測されています。

冷凍機油は前章でも述べた通り、冷媒との相溶性が重要です。
冷媒に合わせて様々なタイプの冷凍機油が選定されています。

日本サン石油 工業用潤滑油